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【レビュー】流行の『nasne』ってどんなもの?各種機能と新型と旧型の違いとについて解説

いつでも、どこでも、テレビ視聴・録画再生・予約ができる

Buffaloより新型『nasne』が発売されてから、欠品が続いているという情報が流れていました。最近では状況が改善され、amazonでも買えるようになってきているようですね。sonyが発売していた『nasne』を長年使っているので、『nasne』がどういうものか、Buffaloが出す新型により、従来と何が変わったのかについて解説しようと思います。

『nasne』どこでもテレビを利用できるネットワークレコーダー

旧型、新型だとSONYの文字がBuffaloにかわる

機能

自宅のネットワークに『nasne』をつなげることで、スマートフォン・タブレット、PS4、PCからテレビや録画視聴ができるネットワークレコーダーになります。『nasne』を使うためのアプリケーションは接続する機器によってそれぞれ異なります。

torne:PS4・PS3・PS vita・PS vita TV

sony製のゲーム機で利用できるアプリケーションになります。無料で利用できる機能としてTV視聴・録画・番組表検索・録画再生・ビデオ管理があります。また課金することで、ソニー製のブルーレイレコーダとネットワーク接続してコントロールする機能や、ウォークマンへの書き出し機能等もあります。基本操作がコントローラであり、直感的で使いやすいです。

2021年9月時点ではPS5版のリリースがないのでご注意くださいPlayStation.blogを見るする限り、2021年年末にPS5版をリリースするようです。

torne™ mobile:スマートフォン・タブレット

スマートフォン・タブレット用のアプリケーションになります。基本的な機能はtorneと同じですが、TV視聴や録画番組の書き出しにはアプリ内課金が必要となります。

PC TV Plus:PC

PC用のアプリケーションになります。買い切りタイプの有料アプリケーションであり、接続するPC台数によって料金が変わります。基本的にtorneで出来る機能はこのアプリケーションでも利用可能です。

新型と旧型の違い

大容量化

sony製の『NASNE』は1TBでしたが、Buffalo製の『nasne』は2TBになりました。また、外付けストレージにより増やせる容量が従来は最大2TBだったのに対して、最大6TBまで対応可能となりました。さらに、旧型では対応していなかった外付けストレージの対応種別としてポータブルHDD/SSDが追加されました。

モバイル版の画質向上

iPhone/iPad向けテレビアプリ「torne™ mobile」における視聴画質が480pから720p対応となりました。

複数接続で同時録画

複数台のnasneをつなぐことで、つなげた台数分同時録画が可能となりました。ただし、予約できる台数として、PS4のアプリケーション『torne』ならば4台、windowsのアプリケーション『PC TV Plus』ならば8台までという制限があります。

静音ファンが追加された

旧型はファンレスだったのですが、新型では静音ファンが追加されました。音がどの程度大きいのか気になります。

注意点

新型の場合、PS3・PS Vite・PS Vite TV版ではtorneが対応していないためご注意ください。また、旧型ではsonyのBRAVIAと連携させることができましたが、これもできなくなっているようです。

感想

使い道について

一人暮らしでテレビとPC用モニターの二つを置けない場合にとても便利です。テレビもPC作業も両方同じモニタで完結できるのは大きなメリットかなと思います。通常のレコーダーと違ってかなり小型であり、外寸では、44.5×135×187mm(幅×高さ×奥行き)になります。どこかに隠しておくこともできるし、見た目的にすっきりしているため、棚等に置いておいてもあまり違和感はない点もポイントになるかなと感じます。

アプリケーションを使った際の使用感

『torne』と『PC TV Plus』の両方を利用したことがあります₍『torne™ mobile』は未使用₎。どちらのアプリケーションも一長一短がありますが、録画した番組を見る観点では、シリーズ表示という同名の番組をまとめてくれる機能がtorneの方が良いです。 torneのシリーズ表示では、まとめられた番組のみが表示されるのですが、PC TV Plusのシリーズ表示では、個々の番組もそのまま残ってしまうため、ちょっと見づらい感じがします。

シリーズ表示していない場合、録画日時でソートされている。
シリーズ表示した場合。個別の番組も表示されてしまうので見ずらい。

一方で、番組を探す観点ではコンシューマ機からtorneを使って番組を絞り込む際にキーボードを使えないので、キーボードを使えるPC TV Plusの方が探しやすいですね。

動作感に関しては、torneの方が各機能を利用したときの動作が滑らかで、PC TV Plusの方が若干動作が遅い感じがします。例えば、torneで再生速度を変更した場合はシームレスに変更されますが、PC TV Plusで再生速度を変更すると、いったん画面が消えてから再生速度が変更される等の違いがあります。

まとめ

最近流行りの『nasne』についてレビューしました。PS5でまだ使えない等の問題がありますが、コンシューマ機、スマホ、PC等でテレビを気軽に見れるのはひとり暮らしの人には使い勝手がよいのではないでしょうか。新型ではデータ容量も倍になり、管理が楽になったので、ご興味のある方は購入を検討してみてください。