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【レビュー】HyperX『QuadCast』ゲーマー向けの多機能マイク

ゲームのお供に多機能マイクはいかがでしょうか。

ゲームプレイ時のボイスチャットには、PS4の純正ヘッドセットを使っていましたが、ヘッドバンド部分が真っ二つに割れてしまい、急遽新しいマイクを買うことになりました。そこで購入したのが『QuadCast』になります。価格の割に多機能で気に入っているため、今回レビューいたします。

HyperX『QuadCast』

外観

カラーは、艶がないブラックのみの展開になります。本体はポップガードが内蔵されているためか結構大きく、マイクのみで全長約20cm、マイクスタンドを加えると全長約25cmの大きさとなります。結構大きいため、デスク環境で使うならマイクアームがあったほうが良いように感じています。

マイク部分は、電源ONの状態で赤色に発光するようになっています。ちなみに、後継の『QuadCast S』では発色がカラフルになります。マイクスタンドについては30度くらい傾けることが可能。

マイク本体のほかに防振、耐衝撃マウントがついている。また、汎用アダプタがついており、マイクアームを別途利用する場合もマウントを新しく購入する必要がない。

各種機能

マイクのON/OFF

マイク上部にセンサがついており、タップすることで、マイクのON/OFF切り替えが可能です。マイクON状態では、マイク部分が発光し、マイクOFF状態ではマイク部分が消灯するため、視覚的にもON/OFF状態がわかりやすくなっています。

音量調整

マイク下部で、音量調整をすることができます

集音の極性

集音方法を4つの極性から選択することができます。集音方法としては3方向の音を集音するステレオ、全方向の音を集音する無指向、1方向の音を集音するカーディオイド、2方向の音を集音する双方向があります。

ヘッドホンジャック

マイク自体にヘッドホンジャックがあり、こちらにつなぐことでマイクで集音している音も合わせて聞くことができます。

感想

音質は良好

元々利用していたPS4のサラウンドヘッドセットを、純正のマイクを比較するのはフェアじゃない気がしますが、さすがに純正マイクということで音質はかなり良くなりました。内蔵ポップガードもポップノイズをしっかりとってくれているので、わざわざポップガードを追加で買わなくても大丈夫だと思います。

マイクのON/OFF機能の使い勝手がよい

ワンタッチでマイクの切り替えが可能あるため、不意にマイクを切りたくなった時に素早く対応が可能です。さらに、マイク自体の発光によりON/OFFの状態が一目でわかるので、マイクの切り忘れ等を防ぐことができます。ボイスチャットを切らなければいけない人狼系のゲームでミスがなくせるのでとても便利に感じています。

集音の極性によって打鍵音を消せるほどではない

極性をカーディオイドにすることで、声のみを集音してキーボードの打鍵音やマウスのクリック音がなくなってくれることを期待したのですが、さすがにそこまでの指向性はありませんでした。ただ、無指向に比べれば、集音される音は小さくなっているように感じます。また、カーディオイドを選択したときの集音方向を前面とすると、極性を変更するノブが背面側についているため、頻繁に切り替えを行うものでもありませんが、切り替えがしづらいというのも難点かもしれません。

まとめ

今回は、 HyperX社の『QuadCast』についてレビューしました。 多機能で使い勝手がよいため、値段は張りますが一発目に買ってみたマイクとしてはほぼ不満がないものになっています。もしマイクを買うことがある方は、ご購入を検討してみてください。