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【解説】iOS15ってどんな機能がリリースされるの?主要機能まとめ

iOS15で登場する機能をいち早く把握しよう。

Appleのイベントが9月15日午前2時に開催されることになりました。多くのリーク情報と長年の傾向で、iPhone13が発表されるのでは言われています。また、例年では発表イベントから1週間以内にiOSの最新版が発表されています。そこで、今回は最新版となるiOS15の機能についてご紹介します。

iOS 15の主要機能

現在、iOS15はベータ版の提供が開始されており、Beta Software Programに登録しているユーザであれば、だれでも試用できるようです。ただし、ベータ版の主な目的は、ユーザのフィードバックを得ることであり、フィードバックの結果によって、機能の変更が行われる可能性はあります。下記の機能はあくまで現時点で発表されている機能であることにご留意ください。

FaceTime

FaceTime利用時に画面の共有が可能になりました。

SharePlay

FaceTimeで話しながら、画面を共有して通話相手とテレビ番組や映画を見たり、一緒に音楽を聴いたりすることができます。再生やコントロールが同期されているた同じシーンを共有することができます。また、音量も自動的に調整できるので快適な会話を続けることができます。空間オーディオという機能もあり、FaceTime通話に参加している一人一人の声が、画面に表示されている位置と同じ方向から聞こえるようになります。

通知

通知の内容や受け取り方法等がよりスマートになりました。

集中モード

仕事、睡眠、フィットネス、ゲーム、読書等の活動内容に合わせて、通知を自動的にフィルタリングしてくれます。iOSのデバイスであれば、1つのデバイスを集中モードにすることで、すべてのデバイスが自動的に集中モードに切り替わります。

要約

1日単位や朝・晩等の単位で通知を要約して表示する機能が追加されました。

翻訳

文書や音声の翻訳機能になります。

文書

テキストを選択して『翻訳』をタップすることで、テキストが翻訳されます。写真の中のテキストを選択して翻訳することも可能です。

音声

音声の始まりと終わりを自動で検知して、音声を翻訳します。

マップ

表示される地図が詳細化され、カーナビ向けの機能も向上しました。

地球儀および詳細情報の追加

3D地球儀により、山脈・砂漠・熱帯雨林・海などの情報をより詳しく表示することができます。街歩きに利用することで、標高、道路、木々、建物、観光名所などの情報がかつてないほど詳しくチェックすることが可能です。

カーナビ機能の充実化

カーナビとしての機能も充実しており、右左折車線、自動車・バス等の専用レーン、地中央分離帯、横断程のなどの情報も表示されるようになります。

ウォレット

ウォレットにホームキー、ホテルのキー、車のキー、オフィスのキーなどを追加できるようになりました。

ホームキー

HomeKit対応ドアロックであれば、ホームキーをウォレットに追加することで、解錠が可能となりました

ホテルのキー

この機能に対応するホテル運用企業のアプリからウォレットに追加できるようになりました。宿泊予約が完了したらルームキーをウォレットに追加して、宿泊当時はロビーに立ち寄らずチェックインが可能となります。チェックアウト後はぅ俺っとが自動で当該パスをアーカイブに移します。

車のキー

iPhoneを取り出さなくても、車をロックしたり、ロックを解除したり、エンジンをかけられるようになります。同様に、クラクションを鳴らしたり、車内の空調を動作させることも可能です。車内でiPhoneをロックできないようにしたり、iPhoneが車内にない時は、車のエンジンをかけることができないようにすることもできます。

オフィスのキー

この機能に対応する企業のオフィスでは、企業のアクセスバッジをウォレットに追加しておけば、iPhoneまたはAppleWatchを使ってそのバッジが承認されている場所にアクセスできるようになります。

Safari

タブまわりのデザインが変更されました。

タブ

タブバーなどのデザインが変更になります。ページ上部に占めるスペースが減り、指が届きやすい画面下部のやや上側で浮かぶように表示されます。スクロール時の邪魔にならないようにシームレスに移動が可能です。またタブをグループとして保存しておき、タブグループを切り替えて表示することができます。タブバー上で左右にスワイプすると、タブを切り替えることができるようになります。

iCloud+

既存のiCloud機能に加えて、セキュリティの強化およびメールアドレスの非公開機能が追加されました。

iCloud Private Relay

Safari利用時のプライバシーサービスであり、利用しているユーザの正確な位置や身元を隠蔽してくれる機能になります。

メールアドレスの非公開機能

ランダムなメールアドレスを作成し、当該アドレスに返信された内容を受信ボックスに転送する機能です。本物のメールアドレスを共有せずにメールの送受信が可能となりました。

iOS15の対応機種

iOS15については、iOS14と同じモデルは全て対応されるとの発表がありました。具体的には下記の機種になります。

iPhone12
iPhone12 mini
iPhone12 Pro
iPhone12 Pro Max
iPhone11
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro Max
iPhone XS
iPhone XS Max
iPhone XR
iPhone X
iPhone8
iPhone8 Plus
iPhone7
iPhone7 Plus
iPhone6s
iPhone6s Plus
iPhone SE(第1世代)
iPhone SE(第2世代)
iPod touch(第7世代)

個人的に気になる機能

ウォレット機能の拡張

ウォレット機能ができてから財布を持ち歩くことがほとんどなくなってきましたが、ついにキー関係も電子化されるということで、持ち物がどんどん減ってきて便利になっていくのではと感じました。スマートホーム化によって、すでにホームキーはスマートフォンで管理している方はいらっしゃると思いますが、車のキーやホテルのキーまで携帯で管理できるのは、車を持っている人や旅行・出張が多い人にはうれしい機能なのではないでしょうか。

翻訳機能

最近では、翻訳機能のレベルも結構高い印象があるため、どのくらいまで使い物になるのか気になります。特に音声の翻訳は機械を買う必要があったので、どのくらいまで使い物になるのか試してみたいと思っています。

まとめ

今回は気になるiOS15の機能についてまとめてみました。おそらく正式リリースは9月中になるので、その際には上記機能を試してみたいと思っています。