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【レビュー】Bose『Companion20』映画館のような重低音を体感しよう

映画を見るなら音にもこだわろう。

社会人になり一人暮らしを始めてから、部屋が狭くてテレビを置く場所が無いため、PCディスプレイのみがあるような環境で暮らしています。ディスプレイの場合、スピーカーがついていないか、ついていてもしょぼいことが多いです。そこで、学生時代から憧れだったBoseの『Companion20』を意を決して購入しました。利用し始めてから結構な年月が経つのでレビューしてみようと思います。

Bose『Companion20』

外観

前面はアルミグリルとなっており、エンボス加工が施されています。本体はブラックですが、本体にかぶさるようにシルバーのフレームとグリルが取り付けられています。なお、グリルの取り外しはできません。

カラー展開はシルバーのみとなります。寸法としては、8.9cm x 21.9cm x 11.9cm(幅、高さ、奥行き) になります。 左右で配線が異なり、右側に配線系₍電源、左側スピーカー、コントロールポッド₍後述₎、外部入力₎が集中しています。

スペック・機能

音室

サブウーファーの無い2つのコンパクトなスピーカーで迫力のあるサウンドを実現しています。また、左右それぞれの耳に音が到達するまでの時間差、音圧の差、スペクトラムの差により音の方向性を認識するようにできていますが、それを実現する回路技術が取り込まれており、立体感のあるサウンドを再生することができます。

小さい音量でも自然に聞こえるように再現する機能も入っており、音量に応じて、音響バランスを自動的に補正して、小さい音でも自然に聞こえるようになっています。

コントロールポッド

他の商品との差別化要素として、音量調整、電源のON/OFF切り替え、イヤホンジャックと外部出力の接続端子がついたコントロールポッドがあります。音量は黒いリング部分を左右に回すことで調整可能です。電源は、BOSEのロゴ部分をタッチすることでON/OFFを切り替えることができます。接続端子として、左側にイヤホンジャック、右側に外部入力端子があります。外部出力端子に接続することで、接続先の危機から音を流すことも可能です。また、一定時間、無音が続くと自動的に電源がOFFになる機能も含まれています。

使用感

感動の低音域

低音域についてはとにかく大迫力です。アクション映画が好きな人であれば、銃撃戦、爆発、戦闘機等の音を大迫力で聞くことができます。音楽を聴くときでも、ベース音がくっきり聞こえるため、ライブ感を強く感じられ気がします。

コントロールポッドが使い勝手をさらに良くする

もともと、『Companion20』が欲しくなった理由としては、コントロールポッドの有無だったりもしました。個人的に、スピーカー側に音量調整がついているのが嫌いだったため、コントロールポッドによって、スピーカーがすっきりするのは良いポイントです。また、コントロールポッドの見た目もミニマルであるため、かなり気に入っています。

サブウーファーがないため、ごちゃつかない

低音域をサブウーファーがついているイメージですが、サブウーファーって結構邪魔になるんですよね。デスクの下に置くことになるんですが、足の置き場に困ったり、見た目が悪くなったりと、使い勝手や見た目が悪いイメージがあります。よって、低音域がしっかり出ているのにサブウーファーがない点はかなり良いポイントだと思っています。

高音域と低音域の音量のバランスがちょっと悪い

これは『Companion20』特有の問題なのか見ていた映画₍『ハンガー・ゲーム』₎の問題なのか、どうしても高音域より低音域の音が大きくなってしまう気がしています。映画を見ているときに、戦闘機の音を聞き取れるくらいにすると、登場人物の会話がほとんど聞こえない、なんてことがありました。防音対策がしっかりしている所に住んでいれば問題ないと思いますが、騒音問題に発展しかねないかもしれないのでご注意ください。

配線の多さ、長さにちょっと不満

コントロールポッドがある分、どうしても配線が多くなってしまいます。ミニマルなデスク環境づくりをしたい場合は、配線周りの整備をきっちり考える必要がありそうです。また、配線自体もそこまで長くないため、大型テレビとかでは利用できないかもしれないです。

まとめ

今回はBoseの『Companion20』についてレビューしました。個人的にはとても気に入って利用しています。発売されてから10年たっても製造され続けている点から、完成度の高さが伺えます。お値段は少し高いですが、Boseの直営店等で試すこともできるため、一度聞いてみてください。